リバウンドするNGダイエット
こんにちは!
北千住駅から徒歩3分、女性専用パーソナルジムPeili【ペイリ】の竹田です!
この記事ではオススメしない3つのダイエット方法について紹介していきます。
それらのダイエットは、体調不良や痩せにくい不健康な体を作ります。
もし、今行っているダイエットが以下に当てはまる場合、すぐに食事改善をしていきましょう。
一度痩せにくい体質になると、元に戻すのにも時間がかかってしまいます。
基礎代謝以下の食事
基礎代謝は私たちが生きていく上で最低限必要なエネルギー。
体重や身長、年齢、体格などによって異なりますが、女性の場合は1日約1,100~1,200kcalほどが基礎代謝として消費されています。
基礎代謝以下の食事を続けると、体はエネルギー不足の状態が長く続き、餓死状態と判断します。
入ってくるエネルギーが少ないことから、日常でもエネルギーを使いすぎないように消費するエネルギーを抑えてしまうのです。
その結果、体は低燃費の痩せにくい体質に!
早く痩せたい気持ちで、食事の量を減らしたり、ご飯を抜いたりすると、1日の摂取カロリーが1,000kcalにも満たない、基礎代謝以下の食事になってしまいます。
しかしながら、エネルギーが入ってこなくても、体を動かすためにはエネルギーが必要。
そこで私たちの体は、体内に貯蓄していた炭水化物や脂質、タンパク質をエネルギーとして使っていくのですが、筋肉まで削ってエネルギーに変えてしまうのです。
筋肉が削られることで、さらに基礎代謝が落ちて痩せにくい体を作り出すことになります。
炭水化物を食べない
糖質制限ダイエットが流行る現在、炭水化物を全く食べていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まずは、炭水化物を抜くとなぜ痩せるのかお話しします。
炭水化物を抜くと痩せる理由
炭水化物を抜くと体重が落ちる理由は主に2つあります。
そもそも炭水化物とは、糖質+食物繊維を合わせた総称。
糖質は、生きていく上で必要なエネルギー源となり、食物繊維は腸内環境を整えるなど、健康を維持するために必要な役割を持っています。
では、まず炭水化物を抜くと痩せる1つ目の理由。
血糖値の上昇を抑制できる
食事で糖質を摂取すると、血糖値(血液の中の糖分の濃度)が上昇します。
※摂取する糖質量が多いほど、血糖値も高く上昇します
上昇した血糖値を下げようと、インスリンというホルモンが分泌されます。
このインスリンは、血糖値を下げる働きがある反面、脂肪を体内に溜め込んで脂肪の分解を妨げる働きがあるのです。
つまり、血糖値を上げすぎると太りやすくなり、反対に炭水化物(糖質)を取らないと血糖値が上がらないため太りにくくなるのです。
続いて、2つ目の理由。
中性脂肪をエネルギーにしてくれる
炭水化物は私たちにとってエネルギー源ですが、炭水化物を取らないことで「脂肪がエネルギーとして燃焼される」からです。
炭水化物を取らなくなると、体内に蓄えられていた糖質(グリコーゲン)がエネルギー源として使われます。
そして体内の糖質(グリコーゲン)もなくなると、今度は筋肉や中性脂肪が分解されてエネルギーとして燃焼されるのです。
この、糖質をエネルギー源とせずに、脂肪をエネルギー源(ケトン体)として燃焼するダイエット方法をケトジェニックダイエットと呼びます。
しかし、ケトジェニックダイエットは、より詳しい知識と正しい方法で実践しなければ成功しにくいのです。
ケトジェニックダイエットについてお話しすると長くなるので、ここでは簡単に説明しますが、
脂質がエネルギー源となるので、良質な脂質をたくさん取らなければいけません。
また、脂質代謝の体になる前に少しでも糖質を取ってしまうと、再度糖エネルギー代謝に戻り、中々脂肪をエネルギーとして燃焼してくれる体になってくれません。
やや難しい話になりましたが、上記2つが、炭水化物を抜くと痩せる理由になります。
ちなみによくある勘違いですが、炭水化物を抜いて1,2週間経つと、体重が2,3kgほど落ちてます。
多くの方が「痩せた!」と喜びますが、残念ながら減った体重は脂肪ではなく「体内の水分」が抜けただけ。
体内に蓄積されている糖質は1gに対して、約3gのお水がくっついているため、糖質がなくなったことにより、水分も抜け落ちたのです。
よく1週間で○kg痩せる!といった文章を見かけますが、これは体脂肪が減ったわけではなく、単に水分が抜け落ちただけ
になります。
炭水化物を取らない食事には以下のようなデメリットがあります。
・筋肉がエネルギーとして使われて、筋量の減少
・筋量が減少して代謝が下がり、太りやすい体になる
・中途半端な糖質不足で低血糖状態になり、頭痛や疲労感、集中力の低下
・脂肪からエネルギーが作られる際にケトン臭というツンと鼻につく臭いが発生
・食物繊維が不足して便秘の原因になる
・短期間で厳しい糖質制限をした後、通常食に戻すことで体重が増える
※これは体内の水分量も関係しております。
正しいケトジェニックダイエット法と単に炭水化物を食べないダイエットは、全く結果が異なり、誤ったやり方は体調不良の原因にも繋がります。
サラダばかり食べる
ここまで読み進めると、なぜサラダばかり食べてはいけないのかイメージがつくと思います。
先ほどのお話の通り、サラダばかりの食事は、基礎代謝以下の摂取カロリーになるでしょう。
冷たいサラダは内臓を冷やして、代謝低下の原因にもなります。
そして、毎食のメインがサラダになることで、炭水化物や脂質量も少なくなります。
そうすると体は、炭水化物も脂質もエネルギー源としてうまく使えず、筋肉を削ってエネルギーとして使ってしまいます。
筋肉が落ちれば、基礎代謝も落ちて、1日に消費できるカロリーも下がっていきます。
これがダイエットの負の連鎖でございます。
1日に消費できるカロリーが減るということは、さらに摂取カロリーを抑えなければ痩せなくなるのです。
気づけば、食事量がどんどんと少なくなり、痩せにくい体になってしまいます。
その結果、少ない食事が我慢できなくなってリバウンドしたり、摂食障害などを引き起こす原因にもなってしまうのです。
いかがでしょうか。
世の中には、美味しい炭水化物で溢れています。
だからこそ、炭水化物を全く取らない食事は、継続しにくくストレスに繋がってしまうのです。
ダイエットで無理なく食事を楽しみながら痩せるためには、適量の炭水化物を摂り、脂質とタンパク質のバランスが整った食事が成功の鍵となるのです。
投稿者プロフィール
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前職は女性警察官。
大手女性専用ジムを経て、北千住駅から徒歩3分圏内に女性専用パーソナルジムをオープン。
・NSCA−CPT(米国パーソナルトレーナー資格)保持
・日本肥満予防健康協会認定JOPHダイエットアドバイザー保持
・TRXサスペンショントレーニングコース受講
・MGAストレッチスクールのベーシックコース受講
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