どうして身体は凝りを感じるの?
こんにちは!北千住駅から徒歩3分、女性専用パーソナルジムPeili【ペイリ】の竹田です。
現代社会では多くの方が身体の凝りに悩まされています。
特に肩こりは慢性的になりやすく、身体が辛いだけでなく、頭痛や吐き気を起こしてしまう場合もございます。
そもそも凝りとは何なのでしょうか。
本日は凝りのメカニズムについてお話ししていきます。
凝るとはどういうことなのか理解することで、凝りにくい身体を意識しやすくなります。
どうして凝りを感じるのか
凝りと痛みのメカニズム
筋肉が緊張して血流が悪くなると、筋肉の活動によって発生した老廃物が血液で流されることなく筋肉内に留まってしまいます。
これを「凝り」と言います。
溜まった老廃物は、首や肩などにある末梢神経を刺激して、末梢神経が受けた刺激を脊髄に通して脳へと伝え、ここで初めて凝りや「痛み」として自覚されるのです。
凝りや痛みが起こることで、その反応として交感神経が緊張し、それに応じる形で筋肉はさらに緊張度を増してしまいます。
これが更なる血流の低下を招き、筋肉内の老廃物がなかなか排出されない事態に陥ってしまうのです。
首や肩の凝りが中々治らないという方は、この悪循環にハマっている可能性があります。
凝りの最大の原因は、筋肉が緊張して血流が悪くなること。
血流が悪くなると老廃物も溜まりやすくなるのですが、この時、筋肉は酸素不足を起こします。
酸素が不足した状態では、酸欠になってしまうため「酸素が欲しい」という指令を、発痛物質として筋肉から脳へと送り出すのです。
そして脳はそれを「痛み」として知覚します。
この時に感じる痛み(ストレス)は交感神経を高めてしまい、緊張している筋肉がより緊張しやすくなってしまうのです。
凝りが発生する動きと対処法
凝りのメカニズムの発生原因の一つになっているのが、エキセントリック収縮と言われております。
筋肉が収縮する種類には、
短縮しながら力を発揮するコンセントリック収縮
と
伸張しながら力を発揮するエキセントリック収縮
があります。
このエキセントリック収縮は、コンセントリック収縮に比べて血液の循環が滞りやすいという欠点があります。
つまり長時間筋肉を引き伸ばした状態にしていると、それだけ凝りやすい状態になってしまうのです。
特に凝りやすい肩周りの筋肉は、首や背中、肩周りが常に引き伸ばされた状態でエキセントリック収縮が起こりがちです。
凝り固まった筋肉は、もみほぐしただけでは根本の解決になりません!
凝った筋肉は、伸張と収縮が繰り返されることで血流が改善し、筋肉内の老廃物が流れやすくなるのです。
つまり、自ら意図して大きく身体を動かすことが大切になります。
例えば、肩が凝った時にマッサージなどでその部位を揉んでもらうことがあります。
日常から引き伸ばされている筋肉をもみほぐすと、一時的には筋肉の緊張がほぐれて凝りが改善するかもしれませんが、その筋肉はより伸びやすい状態になってしまいます。
その後、いつも通りの日常姿勢に戻れば、伸びやすくなった筋肉がさらに伸びやすくなって、再びエキセントリック収縮が起こり、凝りが悪化しやすくなってしまうのです。
マッサージなどで凝りをとることが悪いのではなく、凝りをほぐした後に"日常の姿勢や体の使い方"を見直さない限り、凝りの原因となるエキセントリック収縮を防ぐことはできないのです。
そのため凝りのない身体を作るためには、常に筋肉を伸収縮させて動かすことが最も有効になります。
ぜひ凝りのストレスを溜め込みすぎないよう、筋肉をほぐして動かし、血流を促していきましょう。
投稿者プロフィール
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前職は女性警察官。
大手女性専用ジムを経て、北千住駅から徒歩3分圏内に女性専用パーソナルジムをオープン。
・NSCA−CPT(米国パーソナルトレーナー資格)保持
・日本肥満予防健康協会認定JOPHダイエットアドバイザー保持
・TRXサスペンショントレーニングコース受講
・MGAストレッチスクールのベーシックコース受講
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